江戸時代の戯作 黄 表 紙



大悲千禄本袋
「大悲千禄本」
名著全集『黄表紙廿五種』名著刊行会
高橋明彦様「半魚文庫」
天理大学付属天理図書館 蔵  「江戸生艶気樺焼」題簽

 江戸時代の戯作黄表紙は、江戸っ子気質や風俗を、当時の言葉(江戸語)と絵で表現したいわば、漫画といえるものかもしれません。笑いと人情に満ちた粋の世界をご紹介します。



大悲千禄本(だいひのせんろくほん)江戸生艶気樺焼(えどうまれうはきのかばやき)
壱頁二頁参頁
四頁五頁六頁
七頁八頁九頁
江戸生艶気樺焼【上】
其1 其2 其3 其4 其5 其6 其7 其8
江戸生艶気樺焼【中】
其1 其2 其3 其4 其5 其6 其7 其8
江戸生艶気樺焼【下】
其1 其2 其3 其4 其5 其6
大悲千禄本について江戸生艶気樺焼について

 芝全交作、北尾政信(山東京伝)画。天明5年(1785)刊。3年の浅間山の噴火、特に東北地方の飢饉など、不安な世情をバックにしています。不景気の世の中、千手観音は、たくさんある手を「レンタル手」にする事を思いつきました。山師千兵衛はそれを請け負い、観音の手を切りおとします。いろんな人が借りに来て、さて何に使うのでしょう。この年、書肆蔦屋からはこんな1冊ものが多数出版されましたが、中でも版木が摩耗するほどの売れ行きだったようです。「手」をテーマに、世情や歴史を織り込み、1冊ものながら、うがちやしゃれなど、黄表紙のエッセンスが詰まっています。

 山東京伝(北尾政演)画作。天明5年(1785)刊。金持ちの醜男、艶二郎が、恋に身をやつす男になって、噂されたいと思い立ち、取り巻き志庵、喜之介と一緒に、いろいろな手段を考えます。女の名前の彫り物、芸者を雇って追っかけさせる、精一杯おしゃれして吉原のお女郎と・・・。ところが世間はまったく関知せず、艶二郎は刷りものを配りに?。
 一時は自称色男や半可通のことを艶二郎と呼び、艶二郎の団子鼻は京伝鼻と言われたほど、反響の大きかった作品で、構成のゆきとどいた絵は、京伝らしいシャープな線で当時の風俗を伝えて興味深いところです。



黄表紙とは

黄表紙・洒落本作家、山東京伝

黄表紙とその前後〜京伝主な作品〜

黄表紙の周辺

黄表紙作品鑑賞

参考文献・謝辞

戯作的日乗



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