「江戸生艶気樺焼」「金々先生栄華夢」「大悲千禄本」など収録。「総説」(水野稔)は江戸中期の黄表紙、川柳、狂歌が持った特徴を歴史的背景とともに総合的に解説している。日本古典文学全集47洒落本・滑稽本・人情本 中野三敏 神保五彌 前田愛 小学館
「古契三娼」「繁千話」「傾城買四十八手」など収録。46巻に続き、「総説」(水野稔)がよくわかる。日本古典文学大系59黄表紙洒落本集 水野稔 岩波書店
「江戸生艶気樺焼」「御存商売物」「総籬」「傾城買四十八手」など収録。新日本古典文学大系85米饅頭始・仕懸文庫・昔話稲妻表紙 水野稔 岩波書店
山東京伝の作品ばかりが集めてある。巻末の付録に、妓楼や遊女の紋と、深川、吉原の地図がついている。この時代に生まれて、紋まで持たずとも、河岸見世の女郎にでもなりたかった。(だめかもしれない)山東京伝の黄表紙 水野稔 有光書房
この水野稔って人(97年没)はすごい人で、勉強家で、戯作を愛し、読みやすい文章の中に、自分の見解を膨大な研究から緻密にゆるぎなく構築し、しかもそれは論文につきものの嫌みな感じがほとんどしない。もはやおタクとは呼べない。山東京伝 小池藤五郎 吉川弘文館
この小池藤五郎と言う人は、すんごい京伝ファンなのだろうと思う。鑑賞日本古典文学第34巻洒落本・黄表紙・滑稽本 中村幸彦 浜田啓介 角川書店
収録作品は少ないが、「孔子縞于時藍染」を詳しく解説している。文芸用語の基礎知識 長谷川泉・高橋新太郎編 至文堂
「現代用語の基礎知識」的に使える。長くお世話になっています。まんが日本の歴史6武家と町人の時代 藤井讓治 竹内誠 吉原健一郎 小学館
その時代をイメージするのに、漫画はぴったり。戯作の背景がよくわかる。多色摺りの方法を見ることができる。マンガ日本の歴史35田沼の政治と天明の飢饉 石ノ森章太郎 中央公論社
たくさんの資料をもとに、詳しく解説している。「註」もあり、さらに理解を深めるきっかけにもなる。これだけのものを作るのは、本当に力仕事だっただろうと思う。マンガ日本の歴史36花ひらく江戸の町人文化 石ノ森章太郎 中央公論社
「吉原細見」「金々先生栄華夢」「江戸生艶気樺焼」など、黄表紙の流れを理解できる。また、「うがち」「粋」「通」などの言葉の意味にまでふれ、当時の有力書肆「蔦屋」の様子など、大変興味深い。本当によく作られていて、すごい。チャート式新日本史B 尾藤正英 門脇禎二 数研出版
高校日本史参考書。243ページ、「通言総籬」を「つうげんそうがき」と読ませているのが残念。正しくは「そうまがき」。総籬とは、吉原で、最高格の妓楼のことを言い、入り口の格子(籬、この場合カキと読もう、垣根の意)が天井まであったからだそうです。受験にはたぶん出ないだろう。「本書の使用法」のところに、「けっして誤った字を書かないよう」と太字で書いてある(笑)。別冊太陽 蔦屋重三郎の仕事 平凡社
江戸時代を代表する書肆、蔦屋重三郎にスポットを当てている。たくさんの資料を見ることができる。蔦屋の中で、戯作者や絵師たちが、次々と売り出されていった様子がよくわかる。例解古語辞典 三省堂
ほとんど使わなかった。いわゆる「江戸語」については記述が少ない。謝辞
本を読むのは好きな方だと思いますが、特に読書ノートをつけたこともなく、また、辞書など引くのもめんどっちいと思ってしまい、部屋の古典全集とはにらめっこの十余年。無理に読んでも、筋を追うのに精一杯、リアリティを感じることが出来ず、片っ端から忘れてしまう。古典について、インターネット上で流れている情報は、大学のシラバス、レジメなど、研究者による、学生のためのものが圧倒的に多いようです。また、テキストがちなのも仕方がないのかもしれません。
うん、黄表紙、これはインターネットと相性がいいかもしれない。江戸時代に漫画っぽいものが在ったこと、ふうん、と思ってもらえたらうれしいです。
このサイトを立ち上げるに当たって、貴重な本を閲覧させていただき、快く掲載を承諾してくださった半魚文庫様と天理図書館に、心から感謝します。